WORKS INTERVIEW 01

WORKS No.016 一人でも立ち上がろう

 

WORKS No.016 – 2009

一人でも立ち上がろう

一人での決断を迫られる場面で、一歩ふみだせるようにと、光や鳥、人物などが前に向かう様子を、美しく表現しようと試みた。

困難なことが多い人生。
それでもあきらめないことが希望につながる。

この作品は言わば、私の人生そのもの。最も苦労している時期に必然的に生まれ、画家としての原点とも言えます。キャンパスいっぱいに張り巡らせた網目は人生の迷路を表し、男性が裸足で踏みしめるのはガラスの道。希望の光を見出せない困難な状況を示唆しています。横たわる男性は、まっすぐと前を見据え、その表情には困難に立ち向かう強い決意が現れ、一歩ずつ前進する男性と呼応するように、上昇する鳩。

現状からの飛躍を示し、思いが報われることを光で表現しています。人生にはだれでも1人で立ち上がらないといけない場面が訪れますが、そのような難しい局面に陥った状況でも、勇気を持って立ち向かって欲しい。そして、その先にある幸福を信じ、希望を持つことの大切さを知って欲しい。私の経験から、この作品を通してそうメッセージしています。

 

※2009年 第63回 姫路市美術展 洋画部門入選作品