INTERVIEW

ARTIST TALK FOR CREATIVE

メッセージ性が強く、独特な世界観が見る人の心を激しく揺さぶる、正土三 仁志さんの作品。
正土三さんが日々どのように作品と向き合い、どのようなことを大切にされているのか、お話をお伺いしました。
INTERVIEWER_Fujii Maho

困難な状況で苦しんでいる人の、心の支えや元気につながればいい。

一どのようなことを大切にし、どのような思いで作品に向き合っているのでしょうか。

メッセージ性や目指していこうとする所など、広い意味で捉えた「destination」という言葉を大切にして、作品に向き合っています。着想はコミックや本からも得ますが、主に音楽からインスピレーションを得て、その時感じた思いを作品に落とし込んでいます。
コンピュータに向かうまでは、長い時間を要しますが、どのような手法で表現すればよりストレートに伝わるのか表現手法を突き詰め、一気に描き上げます。できた作品のほとんどは、困難な病気を克服できた私の経験から生まれたものです。不可能なことでもあきらめず、可能にして欲しい。希望や夢を持つことの大切さを、様々な表現方法でメッセージしています。

デザインを通して、社会にコミットメントしていきたい。

一見る人にどのようなことを伝えていきたいですか。

作品を見ていただいた方たちに、前向きな気持ちになって欲しいのはもちろんなのですが、その他にも社会が抱える様々な問題に、デザインというコミュニケーションツールを使って、メッセージを伝えてきたいですね。
昨年初めて個展を開催したのですが、麻薬問題を扱った作品が、見に来られた方たちの間で話題になりました。ちょうどその頃、ニュースなどで取り上げられていたこともあって、私の作品を通じて多くの人が社会問題を考えるきっかけとなり、嬉しかったですね。
また、昨今の特徴として、刺激的な絵が多く出回り、それらの作品が受け入れられやすい現状もあるかと思うのですが、それを見た感受性の豊かな子供たちが、何を思いどう感じるのか。未来を担う子供たちの影響も考え、ポジティブなメッセージが伝わるような、作品づくりを心がけています。

描き続けることは画家としての私の役割。情熱を燃やし続けたい。

一今後、正土三さんはどこへ向かっていかれるのでしょうか

画家として10年あまりになりますが、まだまだ爆発的に作品が増えると思います。将来的には、私の作品を見ていただいた方に元気づけられた、勇気をもらったというような、私の作品の意図と重なる声を、たくさんいただけるよう、頑張って作品づくりをしていくことが、画家としての私の役割でもあり、一番の目標です。そして、私の描く作品が正土三流として、新しいジャンルとして世間に認められ、正土三 仁志という名前とジャンルが歴史に残るよう、情熱を燃やし続けたいと思います。